
日本大国魂大神(ヤマトオオクニタマノオオカミ)中央本殿
日本大国魂大神は、天照大神と共に10代天皇の崇神天皇によって瑞籬宮に祀られていたが、あまりの神威に二柱を自身の住まいのそばに揃って祀ることに不安を覚え、天照大神を笠縫邑、日本大国魂大神を市磯邑に移した。前者が伊勢神宮、後者が大和神社の始まりと伝わります
遣唐使が航海の安全を祈願するために訪れた歴史もあり
戦艦大和にも分霊が祀られました
歴史が古く、諸説が多いのですが、ヤマトの土地神と伝わります
例祭 ちゃんちゃん祭(4月1日)
別名 大和大国魂大神 大倭大国魂神 など
八千矛大神(ヤチホコノオオカミ)本殿左殿
かつては日本大神魂大神のみが祀られていましたが、延喜式神名帳によると901年には三座祀られています
日本大神魂大神以外の神様については諸説ありますが、現在は大倭神社注進状(1167年)に従って、中央本殿に大國魂大神、左殿に八千戈大神(やちほこのおおかみ)、右殿に御年大神(みとしのおおかみ)が祀られているとしています
八千矛大神は大国主神の武神として呼ばれる時の別名です
例祭 1月4日 弓うち神事
御年大神(ミトシノオオカミ)
かつて「とし」は穀物を意味し、1年の豊作を願うことから「年」と当てられるようになりました
豊作をもたらす神として、田んぼや人々を見守る神とされます
高龗神(タカオオカミ)摂社

元要記よると、雨師明神ともいう
ひでりや干魃の際には村人は必ずここに祈ったと伝わる
古くからの龍神です
雨を司る神が転じて、豊かな実りへの祈となり、商売繁盛を祈願するようになりました
龍神様ですので、辰年の方にご利益があると伝わります
例祭 6月1日
猿田彦神(サルタヒコノカミ)・天鈿女命(アマノウズメノミコト)摂社

古事記・日本書紀でも有名な二柱 ご夫婦揃って増御子神社でお祀りしています
猿田彦神は道案内の神であり、天鈿女命は舞楽芸能の神です
そしてお二人で夫婦円満の神です
例祭 4月1日
朝日豊姫神(アサヒトヨヒカルヒメノカミ)摂社

朝日神社にてお祀りしています
かつては佐保庄朝日にあり相当な社殿で祀られていましたが
いつしか廃れて観音堂の住職が奉仕をしてくださっていましたが、明治8年から当社に移られました
事代主神(コトシロヌシノカミ)末社

大国主神の息子
釣好きなゆえ豊漁の神とされ
転じて恵比寿様と同一視される
鶏が苦手
当社では三輪から弘法大師によって勧請された
市杵島姫命(イチキシマヒメノミコト)

宗像三女神の一柱
弁財天と同一視されています
水の神様です
当社では吉野郡天川から勧請されました